― 10月と11月のアクティビティから見える、子どもの非認知能力の伸び ―
子どもが小さな手で “つまむ・通す・落とす・運ぶ・置く” という動きを繰り返すとき。
大人が思う以上に、子どもは大きな学びと成長を積み重ねています。
10月と11月のモンテッソーリ制作を通して強く感じたのは、
「小さな手の動き」と「短い英語の声かけ」の組み合わせが、子どもの非認知能力をぐんと育てるということ。
ここでは、その成長のプロセスをモンテッソーリ視点で紐解きながら、
子どもたちの“生きる力”がどう育つのかをお伝えします。
🍁10月:つまむ・通す・落とす
― 集中力と試行錯誤を育てる「静かな挑戦」
10月のハロウィン工作では、
穴の空いた紙皿にひもを通したり、スパンコールを筒へ落としたり、
指先を使った小さな動きがたくさんありました。
その一つひとつが、子どもの成長にとって大切な土台になります。
✨ 集中する力(Attention)
ひもを穴に通す瞬間の“シュッ”という感覚や、スパンコールが落ちる音。
子どもの感覚はその微細な変化をしっかり捉え、夢中で繰り返します。
✨ 試行錯誤する力(Persistence)
思い通りに動かなかったり、穴に入らなかったりするとき、
子どもは自然に「どうしたら入るかな?」と考えます。
✨ 自信(Self-efficacy)
“できた!”という瞬間が積み重なると、
子どもは「次もやってみたい」という前向きな気持ちを手に入れます。
さらにこの活動に 短い英語の声かけが加わることで、
動きとことばが一致し、“体で覚える英語”が自然に身についていきます。
- “Put it in.”
- “Try again.”
- “You did it!”
言葉の意味を教えなくても、
子どもは動作の流れと結びつけて理解していきます。
🍎11月:つまむ・運ぶ・置く
― 自己コントロールと判断力を育てる「ていねいな動き」
11月のネイチャートレイづくりでは、
林檎やどんぐりのモチーフを つまむ → 運ぶ → そっと置く という動きを繰り返しました。
ここには、モンテッソーリの本質がぎゅっと詰まっています。
✨ 身体のコントロール(Coordination)
落とさないように運び、そっと置く動きは、
手首・指先・目の協応をバランスよく鍛えていきます。
✨ 判断力(Decision-making)
どの葉っぱに置く?色は?位置は?
子どもはすべて自分の意思で選びます。
✨ 美しさを感じる心(Aesthetics)
整った環境の中で、
“きれいに並べたい” “こうしたい” という感性が自然に引き出されます。
英語の声かけも短くシンプルでOK。
- “Pick up the apple.”
- “Put it on the leaf.”
- “Nice and slow.”
英語が「作業のリズムを整える役目」になり、
子どもは落ち着いて自分の世界に入っていきます。
🌱モンテッソーリ × 英語で育つ「非認知能力」
10月と11月の活動を通して、改めて感じたことがあります。
それは、
“手を使うこと”は、“心を育てること”でもある
ということ。
- 集中力
- 粘り強さ
- 自己コントロール
- 美的感覚
- 意思決定
- 自信
- 英語の「音」と「ことば」の感覚
これらはテストでは測れない力ですが、
人生のあらゆる場面で子どもを支え続けてくれる大切な力です。
そしてこの非認知能力は、
モンテッソーリの「自分でできた!」という体験 × 短く心地よい英語のリズム
によって、より豊かに広がっていきます。
これからも季節の素材を使いながら、
子どもたちの“今”の成長が輝く活動を届けていけたら嬉しいです。
✨English Translation
Montessori × English:
How Hands-on Activities Build Children’s Essential Life Skills
Through our October and November activities, we were able to witness how simple hand movements—picking up, threading, dropping, carrying, placing—support children’s deeper growth.
Montessori education emphasizes purposeful movement, and when paired with short English phrases, these actions nurture important non-cognitive skills, such as:
- Attention
- Persistence
- Self-confidence
- Coordination
- Decision-making
- Aesthetic awareness
- A natural sense for English rhythm and meaning
In October, threading and dropping activities helped children concentrate, try repeatedly, and celebrate their achievements.
Simple English phrases like “Put it in” and “Try again” supported their flow without interrupting it.
In November, picking up and gently placing apple and acorn pieces nurtured body control, independence, and sensitivity to beauty.
Short English cues like “Pick up the apple” or “Nice and slow” guided the rhythm of their movements.
These combined experiences—Montessori’s “I did it!” moments and the natural use of English—help children grow into confident, curious, and capable learners.
We look forward to creating more seasonal activities that celebrate each child’s unique growth.

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